「杏~。俺、充電するね。」

さらに強く、やさしく抱きしめる


杏は抱きしめられるのが好き。
なんでも、あったかくて寝ようと思えば寝れるかららしい。

俺が『俺以外の男に抱きつく?』って聞いたら
『怖い時で、仲いい人なら。』って答えた。

それくらい抱きしめられるのが好きだから、怖い時は嫌いじゃなければ誰でも抱きつくんだろう。

じゃあ俺ちゃんと見とかなきゃじゃん。

「ん~。苦しい~。」

「杏。俺今充電中。動いちゃだ~め!」

「動くもん!」

なっ・・・!・・・生意気な。

「襲うよ?」

耳元で囁く。

そしたらピタッって杏が止まった。

かわいい奴だな!

と思ったのも束の間。

「翔くんのドS!俺様エロ翔!」
なんて暴言吐かれた。

「もう俺杏のこと『かわいい』って言わない!」

杏は小さい声で『えっ』ってビックリしてる。

許そうかな~。

とも思ったけど、もうちょっといじめる。