合宿の恒例のごはん何杯食べるかは、男子を教えていた時から変わってないらしい。


『くるしい…』

『もう食べたくない』

部屋に戻ると先輩たちがベッドで倒れていた。


合宿を終わった頃には、胃袋が大きくなっていると思った。


『ありさ。明日マッサージお願い』

『はい』

私は、綾美先輩の足首をマッサージするのが日課になっていた。

スポーツトレーナーの先生に教わり、少しでもよくなるように合宿やっている。