『なになに。ありさ、嬉しそうな顔して』

『別に普通だけど』

私達が騒いでいると、遠くの方で監督の声が聞こえた。


『今日はよく頑張った明日のために、ごはんを五杯食べること』


そう言って監督は、行ってしまった。


『……本日はご飯五杯お代わりして食事を終了するように』


『…はい』


綾美先輩の声で炊飯器のごはんをよそう部員。

『今日は他の先生たちとご飯行くって言っていたのに、見に来られるとは…』

葉山先生はため息をついた。