「俺ねー、由香が大好きなの。」

「…え、あ……うん…。」


いきなりストレートに“大好き”と言われて、少し反応が鈍る。

翔太はそれでもにっこりと笑いながら話を続けた。

「だからどんな由香でも欲しいの。俺以外に由香のもの持っててほしくないの。」

「…う、うん。」


あまりの独占欲の強さに、恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちで再び反応が鈍る。

「それでねー。由香がいない時は写真見ていろいろ考えて、由香がいる時はそれを実現するの。」

「……?」

写真でいろいろ考えて実現するってどういうこと…?

翔太は私の疑問を理解したのか、「つまりねー」と言って話し出す。