…一週間ぶりのキスだ……。


少し緊張しているのか、胸がいつもよりどきどきする。


私たちは短いキスを何度も交わし、また抱きしめあう。


「…俺、やっぱり由香いないと無理。生きてけない。」


私の髪を撫でながら話す翔太。

それが気持ちよくて、目を閉じる。

翔太の胸からは規則正しい音が聞こえ、それもまた心地いい。

……すごい安心して落ち着く…。


「最初はほんとに写真ほしかったんだけど、最後は意地みたいになってて…。」

「…うん。」

「そのうちしゃべってるだけでも理性が危うくなって……。」

「…うん。」

「…だから、避けるみたいになって……ほんとにごめん…。」

「………うん。」