「悠次・・・」


伊織は俯いたまま固まってる。


「あっ・・・」


俺はその傷を見て声を出せなかった。



「抱け・・・ないよね・・・」


「えっ!?」


「こんな体・・・
嫌だよね・・・」


伊織の体は小刻みに震え、
目からはボロボロと涙が零れた。