その頃、伊織はすでに病院を出ていた。

フラフラとよろけながら
来た道を帰る伊織・・・


しかし伊織の様子が何かおかしい、
一点を見つめながら、
フラフラと歩いている。


「悠次・・・」


伊織は悠次の名前を呟くと、
その場に立ち止まった。



「なんで・・・? 
なんで私がこんな目に合うの?

私が何をしたの・・・?」


伊織はその場に崩れた。