「そんな・・・」


菅谷さんが伊織の気持ちを
弄んだんか・・・?


伊織の気持ちを・・・


くそっ・・・


俺はだんだんと怒りが込み上げてきた。



「おい、悠次!! 悠次!!
早まるなよ!!
俺が言ったんバレバレやからな?
おい、聞いてるか?」


「あいつ・・・許さん!!」


「おいっ!! 悠次!!」


ガチャッ。


今の悠次に耕太の声は届かない。


耕太は電話を切られてしまった。