伊織・・・


俺はおまえが好きだ!!

誰にも渡したくない!!


俺は伊織の方を見た。




「じゃあ、伊織ちゃん。
明後日迎えに来るから。」


「はい。」


菅谷さんは伊織の手をギュッと握った。



「じゃあね。」


「はい、おやすみなさい・・・」


伊織は顔を真っ赤にしたまま
恥かしそうに俯いた。