「悠次さんが伊織さんにしてることは
罪悪感からしてること、
けど悠次さんは罪悪感で
伊織さんのそばにいるんじゃない。
好きだからいるんでしょ?」


「・・・・・」


「悠次先輩は、伊織さんの
幸せを強く願うがために、
完璧を求めていたんですよね?
伊織さんが100パーセント
幸せになれる方法を・・・

そうでしょ?
だから自分からいけない。
傷つけてしまった自分だから、
伊織さんを幸せにするのは
自分じゃないと決め付けた。

それは罪悪感ではない、愛情です。

でも、その愛情は間違っています。」


「間違っている・・・?」