今日子と明日見が会う日曜日になった。

よく晴れた日だ。蒸し暑さを感じるが、秋の気配もやって来ていた。


今日子は隣県に住んでいた。その為、中間地点である比較的大きな駅で待ち合わせをした。

始めオレは、一緒に行かないつもりだった。どういう立ち位置でいれば良いか分からなかったし、親子の再会を邪魔したくなかったからだ。

しかし、明日見は一緒に行ってほしいと頼んできた。


もし、泣いてしまったら、帰りに運転出来ないからという理由で。