すると後ろから、

人影が見えた。



「…誰か後ろにいんの?」


「さすが、舜!」



優ノ介は右こぶしを左の手のひらにポンと叩いた。



そして、優ノ介の後ろからはニカッと笑っている朝倉が出てきた。



…朝倉?




「お前には言ってなかったけど、俺ら付き合うことにした♪」


「実紅ちゃんに誤解されちゃったから告白あたしからしちゃったんだぁーっ♪」


「あー…、そうなんだ」



また、バカップルが増えたな。


うるさくなるな…。



でも朝倉と優ノ介が付き合うことになるなんて、正直いって以外なんだけど。



中学の時、あんま2人が話してること思い出せねえ。



―…ま、2人がいいなら別にいいんだけどさ。




「…てか、何で舜が一組にいんわけ?四組じゃなかった?」


「まあ、ちょっとあって」


「ふーん…、


なにがあったの?」



は?聞くなよ…。







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