「そっかあ!?おじちゃんだから敬わねえといけねーのか!」


「…おじちゃんだ?」


「だって23なんて、俺らから見たら、おじちゃんじゃん」




そこまで言わなくても。


いくら、口が悪い恵藤先生でも反論出来ないでしょ…



「あ?じゃあ、お前は俺から見たら餓鬼じゃねえかよ」


「…餓鬼?だったら恵藤も俺と口で言い争いすんだから、餓鬼じゃねーの?」



またまた、正論を言う修夜。



ってか恵藤先生も何気に、言い返せてるっていうね。



「俺を餓鬼?ふざけんな。だったらお前は赤ちゃんかよ」


「…っだったら、恵藤は泣きべそな幼稚園児だな」


「あ?んだと?」


「あ?なに?」




2人とも、怖っ。


クラスのほとんどが、少し引いて来ちゃってるし。



いや、あたしも2人には悪いけど引いちゃったんですけど。



…だって真面目怖い。



「てか、もうホームルーム終わるけど?早く終わりにして」



こう、もっとも正論を言ったのは



洸太でした。



その洸太の一言で、クラスが一瞬にして、シラケたのでした。







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