「あのね修夜…」
「洸太、よっ!島田も!」
……交わされた…。
スルーされた。
勇気を振り絞って、修夜に話し掛けようとしたのに
上手く修夜に交わされた。
「今日1時限目体育?やる気ねぇんだけどー、だりー」
軽い口調の修夜は、いつもと変わらず洸太と話す。
「は?お前の得意なサッカーなんですけど」
「マジで?!ラッキー」
「いいなー。うちら女子なんか、バレーボールだよ?」
でも決して、あたしとは視線を合わせようとしない。
喋ろうとしない。
関わろうとしなかった。
その行動は、あたしが望んでいたことなのに
現にこうなると、かなりズキッと心が痛んだのは確かだった。
〜♪〜♪〜♪
そんな時、突然自分のメールの着信音が鳴った。
誰だろうと思い、画面を見る。
「…え?」
それは意外な人からのメールだった。
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