◇◆◇◆実紅◇◆◇◆
修夜といえば
女たらしで、美人で巨乳な女子が大好きな
よく言えば今時の男子校生。
悪く言えばただの女たらし。
そんな、女関係がだらしない修夜の性格に何かが隠されているとは思わなかった。
それは、ある日の昼休み。
いつものように奈留と話している時だった。
「ねえ、実紅ちん」
後ろから声がしたと思えば、後ろにはニヤニヤしてる修夜がいた。
「…なに?」
「あのさ……ちょっと…言いにくいんだけどさ……」
言いにくい話?
修夜から言いにくい話をされると思うと、逆に、あまり緊張感が湧かない。
それでも言いにくそうに話す修夜の話を真面目に聞くことにした。
「何?言って?」
目がキョロキョロして不審な動きをしてる修夜を
端に座って話してた舜と洸太も、ジッと見ていた。
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