ジーッと見つめてくる舜。
見つめられると、より舜を近く感じてしまう。
でもいつもより不機嫌な舜に少しだけ怖くなった。
ただの嫉妬だけだったら、いつも意地悪されて終わりなのに。
今日は違う。
でも舜は本当に他の何かで怒っていた。
「相談だって俺にしろよ」
「…相談…、あ、あれは、舜に言いにくかったから…」
「どうでもいい事悩んでるだけだろ」
ど、どうでもいい事っ?!
あたしがあんな必死に悩んでた事がどうでもいい事って
………ひどい。
そもそも舜は、あたしが何を悩んでたか知ってるの?
「誰かから聞いたの? あたしが何を洸太に相談したか…」
「ああ、本人から」
洸太から?!洸太から聞いたの?!
洸太も案外口軽かったのね。
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