みんなと過ごす時間が楽しくて
時が経つのなんか忘れていた。



中学の頃は友達と普通に学校の行事をやって、普通に過ぎていた。


あまり男子と話すのも得意じゃないから
中学の頃は男子との思い出はなくすべてが女友達とのだった。



だから洸太と修夜みたいな身近にいる男友達が、あたしには新鮮で

“男友達”って単語を使えるようになったのが何より嬉しかった。



それなのに、いつも相談にのってくれる奈留もいる。



1年の時は色々あったけど、今ではお互い相談相手になった空。



あまり話しないけど、舜の昔の事を色々と教えてくれる涼介。



あたしの周りにはいつの間にか
たくさんの仲間がいて、自然に、当たり前に助けてくれた。



そんな大事な仲間がいて

あたしには、一番大事な人も出来た。



意地悪で、悪魔で、冷たい時もあって、それなのにエロくて

だけど

一番優しいって思える人で
一番そばに居てほしい時に必ず居てくれる人で
一番隣で笑ってくれて



何故かそばにいた。

自然にそばにいた。


舜と付き合ってきての今までは、すべてが当たり前になってた。



だから、その大切さに



気付くことが出来てなかった。




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