別に冷静に答えなくったっていいのにな。



「修夜お前いっぺん死ぬか」


「…やめとくわ」




俺と実紅が付き合ってることが、ありえねー?


何ふざけたこと抜かしてんだよ。


この時、本当に修夜を殺してしまおうかと思った。




「あ…っつか、お前らってまだヤってねえんだよな?」



あぁ、やってませんけど?



やってませんけど何か…?





「今日ヤれるんじゃね?」



洸太が何の根拠もないことを言い出したため、

俺は『は?』と言ってしまった。




「……あのな?」

「…なに?」

「根拠のねえ事を言うな」



すると洸太は斜めに口を上げて、ニヤっと笑った。





「…んだよ」


「根拠があるんだよなー」


「……はぁ?」








.