◇◆◇◆舜◇◆◇◆




また実紅をいじめた。


ってか、あいつ絶対Ｍじゃないっつってるけど絶対Ｍだろ…。



まぁ、俺がドＳなのかもしれねえけどな。






朝のホームルームも終わり、


いつものように洸太と修夜が俺の席まで来た。




「舜、お前また実紅ちゃんになんか言っただろ？」



洸太にはバレてたか。



「実紅ちゃん大恥かいちゃったけど、いいわけ？」


「…なにが？」


「はー、お前は本当にドがつくほどのＳだな」




洸太に言われちゃ

俺は"ドＳ"で完全決定かもな。



「実紅ちゃん、何でこんなやつと付き合ってんの？」



修夜が失礼に俺を嫌々そうに見て指さしてきた。




ってか絶対こいつ俺と実紅が別れればいいと思ってる。


だって実紅の事、最近まで気に入ってたし。




「実紅ちゃんはＭだからＳな舜と付き合ってんだよ」



修夜のくだらない質問に洸太が淡々と冷静に答えた。




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