結構待っても携帯の画面が受信中になることはなかったけど



舜からメールが来ることを信じて待っていたけど、それは結局裏切られてしまった。



この事は話した方がいいのかと思ったけど、結局は言ったとしても


何も変わらない。



メールをひたすら待ってたあたしの心は、もう寂さは消えないし、二度と戻らない。



いくらあたしが寂しがっても、いくら舜があたしを心配してくれたとしても



お互いに何をしてあげれば安心になるかを理解しないと、意味が無いんだ。




山崎さんが夕飯を作りに行ったはずなのに、何で舜は昨日来なかったあたしにイラつくの?



意味が分からないのに不機嫌になられると誤解を解きようがない。




「来てねぇんだよ」



舜はゆっくりと話し出した。



「山崎さん昨日、俺の部屋に来てねぇんだよ」


「え…?」


「どういうことだよ」



不機嫌になると、声がいつもより低くなる舜。



この時は、今までよりも一番に低い不機嫌な声だった。




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