馬鹿な2人の会話を無視して、再び横になり寝る体勢に入った。
上に視線を向けると空だけが視界に入ってきた。
快晴で雲一つない青空。
空だけを見ていると、いつの間にか眠気が襲ってきた。
……あぁ、眠い。
寝不足って、どうやっても治んねぇからイラつく。
軽く目を瞑って寝ようとした時、中庭の入り口の扉がバンッと開いたのが分かった。
………。
そこに居たのは恵藤。
「お前ら何ホームルームサボろうと思ってんだぁ??」
血相を変えて俺たちの前で仁王立ちしてんのは担任の恵藤。
意味不明な紙を丸めた物を片手に持っていてお怒りのご様子。
「徹じゃあーん」
「徹じゃあーんじゃねぇよ。涼介とかクラスちげーだろ。さっさと自分のクラスに戻れ」
「はいはーい」
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