やっばーい…。
先生の眉間に、一気にシワが寄った。
「勝手に解釈?なんの話だ?それとも独り言か?」
先生の顔は笑っているけど目が笑っていない。
前の席の修夜はあたしの顔と先生の顔をキョロキョロと左右に見ていた。
「……独り言です」
「独り言ならもうちょっと小さい声で言っていなさい」
「…はい」
静かに席についた。
ってか…みんな、あたしのこと見てない?
もしかして変な子に思われた…?
………最悪だ。
「実紅ちん、めちゃくちゃ落ち込んでんねー」
「…しょうがないだろ。どうせ、舜のせいだろ?」
斜め前の席の洸太が机に伏せていたあたしの頭をポンポンと叩いた。
そんな中、
修夜はケラケラと笑っている。
「…なに笑ってんの」
不機嫌になってきたあたし。
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