かなり、落ち込んできた。



自分の彼氏に掴みにくい性格って言われたら……誰でも大ショック受けるよね。





そんな落ち込んでるあたしを無視して、まだハシャいでる亜実奈を舜と空はジーッと見ていた。



あの二人はやっぱ大人だな。




「落ち込んでるところ悪いけど、さっさと帰るぞ」


「…っえ…」



舜に腕を掴まれ、あたしのカバンも無理矢理取られた。



ズカズカと教室のドアから歩いてく舜に、ただひたすら付いていくことしか出来なかった。




っていうか、亜実奈と空は置いてきちゃっていいわけ?



空なんか舜からあたしを守るためにボディーガードしに来たんじゃないのっ?!



なんか、あたし彼氏なのに拉致られてんだけどっ!




「ちょっ…離してっ…」


「ボディーガードから非難させてもらう」


「な、なに言ってんの?」


「………山崎さんには悪いけど、襲わせてもらう」



…………っ!!?

なんだって?!!




.