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まさか実紅がビキニを着てくんなんて予想外だった。



だからって他の男にビキニ姿見せつけた俺はありえねぇ。



自分で変な狼が寄ってくんのを試すとか言ったのに勝手に1人で他の男に見せたのに後悔した。



自分の性格が、嫌になる。



実紅と付き合ってんと、どんどん俺の本性が出てきて自分の意志を抑えることが出来ねぇ。



独占欲強いし、他の男が実紅を見てるって考えただけで、無性にイラつく。




「しゅんくーん?」



その声で現実に戻ると、バイト中だったことに気付いた。



しかも注文をとってる途中だった客は修夜と洸太と奈留だった。




なんでバイト先を知ってたのか気になったけど、それより気になることがあった。



「つか、何で涼介たちまで居んだよ」




洸太たちの少し離れた席には

涼介と優ノ介と朝倉と勇馬がこっちをニヤニヤと見ながらいた。




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