修夜に真実を話すと、



「マジで？！ヤったの？！」



ドカッ



大声で言うなっつってんのに、こいつは、なんで大声で叫んでるわけ？



理解してねぇのかよ。



修夜は蹴られた膝を優しくさすって、涙目になっていた。



大声出したから、周りのやつらがみんな、こっち見てきてんし。



修夜のせいだな。




「あはは、悪ぃ悪ぃ。ビックリしたから、つい大声出しちゃって」


「ありえねぇ」


「マジで、悪かったって。周りのやつらだって気付いてねぇよ」



周りのやつらは、俺の顔を見て唖然としていて、口を開けてる。



これは、気付いてる証拠。



それなのに、目の前の女好きのバカ男は、周りは一切


俺と実紅がヤったと気付いてねぇと、思っている。



こいつは、正真正銘のバカ。





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