悠[母ちゃーんー、死なないで!!お願い、母ちゃんっ!]


悠翔兄ちゃんが10歳の時

あたしのお母さんは

あたしを産んですぐに

亡くなったらしい


父[悠翔、赤ちゃんの名前、どうしよっか]

悠[ゆうな!]

父[お前、それはお前の口癖だろ...!汗]


[ちっちゃいってゆうな!]

[馬鹿ってゆうな!]


[○○ってゆうな]

が、口癖だった悠翔兄ちゃんは

あたしのことを、ゆうな と名付けた


それからすぐ、あたし達柏木家は

少し離れたところに引っ越した


お父さんが隣の家に事情を話し、

夜ご飯は、毎日 隣の滝田家の

みんなと食べることになり

昼間のあたしの世話も

滝田家のおばちゃんに

手伝って貰うことになった


滝田家には10歳上のみっくん(宏光)と

2歳上のけんちゃん(賢人)が居た


悠翔兄ちゃんとみっくんは

すぐに仲良くなって 学校から帰ると

すぐにあたしとけんちゃんと遊んでくれてた