「え?もしかして俺のこと知らん?」



コクンと頷く。


「それはないわ!あんた。俺かなりちやほやされとったんやけどなあ!」


「あの、保健室行っていいですか?」


この人のことなんて正味どうだっていい。


私は眠いんだ。

保健室の方に歩こうとすると

「まだ終わってへん!」


ひきとめられた。