「なあ、何願った?」



「佐山が…佐山がバスケ上手くなりますように」



少し恥ずかしくて下を向くと佐山が頭に手をポンと置いた。


「ありがとな。俺絶対上手くなるよ。」


「うん!…で、佐山は何をお願いした?」


「俺?俺は…」