「何してるの?」



ヒキコモリは顔を携帯の明かりで照らしてでてきた。


「クラスマッチの中継見てんの。」


「普通の学校のクラスマッチの中継なんてあるわけないじゃん!」



「テレビ電話だし」


「あ、そう。どっちが勝った?」


「今アンタのクラス勝ってるよ。辛うじて。」


よかった。


「アンタさぁ、梅田さんだっけ?」


「うん。」



「俺にバスケ教えてくんない?」




「え?」