心臓が…止まった。


近づいてきたのは中学のときのバスケ部の子たち。


やだ。やだ。


お願い。こっちこないで。


「バスケやめたの?そりゃそうか!足折れちゃったもんね!あの試合負けたのあんたのせいだもんね!」


やめて。

もうそれ以上言わないで。

「そういえば二年のときの新人戦もさ〜「ちょっと黙ろうか?」



横を見るとニッコリ笑う佐山の顔があった。