外に出て、すぐに立ち止まるガモン……


『なあジース…
 エルフの心眼で、マスターの居場所とか
 分からないのか??』

{ぅンッ、ゎかるょ♪
 どのマスターがぃぃ??}

『どのマスター??
 何人も居るのか??』

{ぅ-ン…今ゎかるのは…5人かな??
 取り敢ぇず、行ッてみょ♪}

そう言うと、
 広場の方へ歩き出したガモンとジース…

『ジース、何処行くんだよ!?』

{ガモンの知ッてる人だょ♪
 つぃて来てッ♪}

ガモンは、
 ジースの後をついて行った…

「お〜い、ガモ〜ン!!
 捜したダギャ!!」

広場に着くと、
 ブコンが駆け寄って来た…

『どうしたんだ、ブコン??』

「どうしたじゃないダギャ!!
 おみゃの寝床が、決まったダギャ♪」

{そンなの、後でぃぃょ!!}

「ん!?おみゃ、誰ダギャ??」

『この子はジース、
 昨日、泊めてもらったんだ』

{寝る所ゎ、もぉ心配なぃからッ!!…
 それょり行こッ♪}