〔その事なんダギャ…
 ガモンの寝床を用意するの、
 忘れとったダギャ…〕

『え〜っ!?忘れたって…
 俺…寝る所無いのか??』

〔すまんダギャ…
 明日迄には、何とかするダギャ〕

『はぁ…分かったよ…
 1日位…何とかするよ…』

肩を落として、
 ガモンは外へ出て行った…

「なぁ爺…ガモン大丈夫ダギャ??」

〔大丈夫ダギャ、たった1日ダギャ♪〕

いい加減な、囚人長だった……


囚人長の所を、後にしたガモンは…

『どうすっかな…
 取り敢えず、広場にでも行くか…』

トボトボと広場に向かうガモン…

『あ〜あぁ、今日は野宿か…
 でもここは、色んな囚人が居たな〜…
 マスターって、どんな人なんだろ……
 何か…眠く……
 なって…きた……』

ガモンは、
 広場でウトウトと眠ってしまった……