暫く歩いて行くと、
 頑丈な鉄格子に囲まれた、
 関所みたいな所がある……


「ここが、コソベーナ守衛所ダギャ!
 そんで、その先にある塔が、
 さっき話したスカイ・ゲート ダギャ♪」

『中に入れないのか??』

ガモンは、鉄格子のドアをガンガン叩く…

「あ〜ムリムリ、
 そこは年に1度しか、開かないダギャ!」

『簡単に、開きそうなのになっ!』

「優勝者以外が入ったら…
 すぐ守衛に殺されるダギャ…
 だから囚人は、
 誰もここには来ないダギャ…」

ブコンは、淋しそうにそう答えた…

『そうなんだ…
 絶対優勝して、ここを通ってやるっ!!』

ガモンは、
 鉄格子を思いっ切り蹴飛ばした…

「優勝の前に、
 マスター捜しダギャ(笑)」

『…分かってるよ!!
 それより、この塔って変な形してるな…
 何か、意味とかあんのか??』

「それは、ワシにも分からんダギャ…
 爺なら…
 知ってるかもしれないダギャ♪」