{おっ!
 大きく出たなぁ…ぢゃあ試してみよ♪
 ポテッチ!ガモンの相手してあげて!}

ミレーツがそう言うと、
 こじんまりとした少年が、
 近寄って来た…

{ガモンはコレ使って}

ミレーツは、一本の模擬剣を投げた…

《 ガシッ!! 》

『意外と、重いんだなっ!』

{それぢゃ、始めよっか…
 一本取った方が勝ちね♪
 …始めっ!!}

ガモンは、
 ポテッチに突進して、
 模擬剣を振り下ろす…

《 ガシッ!!! 》

ポテッチは簡単に、
 ガモンの模擬剣を受け止める…

『まだまだ〜っ!!!』

ガモンは、
 武術の要領で、模擬剣を振り回す…

〔君、いい筋してるね♪
 でも…僕の相手じゃない…〕

《 ヒュンッ…ドスッ!! 》

一瞬の隙に、
 ポテッチの一閃が、
 ガモンの腹部を捕らえる…

『うぐっ!!…ゴホッ、ゴホッ…』

ガモンは、
 腹部を押さえ、悶絶している…

{あ〜ぁ…
 手加減しないと、ダメだよポテッチ♪}