アーゲツは、
 不思議な文字が刻まれている腕輪を、
 差し出した…

『コレ…どうすんだ??』

[それを、腕に付けて下さい]

『…これでいいのか??
 何も変わんねぇぞ…』

ガモンは、腕輪を左腕に付けた…

[それでは、腕輪に気持ちを集中して…
 【マブロク】と、唱えてみて下さい…]

『あぁ…【マブロク】…』

《 ブォーンッ!! 》

ガモンの左腕が輝き、
 その光が拳に集約される…

『うぉっ!?何か光ってるぞ!!』

[やはり貴方は、戦闘タイプなんですね…
 破魔盾ではなく、
 拳自体が盾という事ですか…]

『ん??…拳自体??』

[えぇ…レベルの低い魔法なら、
 その拳で、はじく事が可能でしょう]

『本当か!?いいのかコレ、貰っても??』

[いいですよ、
 私達は魔法で【マブロク】は、
 使えますから]

『ありがと、大事にするよ♪』