[よく来ましたねガモン、
 コンダイから、お話は聞いています]

振り向きながら、
 ガモンに話し掛けるキム…

『うぉ!?びっくりした…
 それより、話聞いてるって…何だ??』

[うちの1番弟子と、
 組み手をしに来たんじゃないのかい?
 コンダイからは、そう聞いていたが…]

『そうなの!?聞いてねぇし…
 ま、いいや!やろうぜ!!』

自信たっぷりのガモン…

[それでは…ゴボキ、こちらへ…]

すると、筋肉隆々の男が、
 ガモンの前に立った…

[用意はいいですか?
 それとも、準備運動しますか?]

『大丈夫だ!始めてくれ!!』

構えをとるガモン…

[元気が良いですね…
 それでは…始め!!]

ガモンとゴボキの、組み手が始まった…

《 ドガッ!
   バキッ!
    ドゴッ! 》

〔やりますねガモン、でも…〕

ゴボキがそう言うと、
 少しづつ、ガモンが押され始める…