「ひよりんって呼び方、なかなか可愛いね。」


「やろ?ひよりん、ひよりんって呼んでもええ?」



たっくんと竜太郎君が私を見ながら言う。




「うん!よろしくね!」

私は笑顔を向ける。
あだ名をもらえるのって、親しくなった感じがしてちょっと嬉しいし…。




「…眠い。寝る。」


そんな中、夕都さんがいきなりソファーから立ち上がると、そう言って広間を出ていった。



「んじゃ、俺もこれから出てくるから。」


それに続いて、棗さんも出ていってしまった。