結局最後まで気づいてくれる人なんていなかった。 悲しかった。 そんな私に気づいてくれたのか隼人がより一層ギュッと繋いでいる手に力を入れてくれた。 生きている人間には触れられないけど、幽霊同士なら触れられる。 幽霊になってみたら変な感じだった。