――昼休み


「楓、ご飯食べよー。」
「うん♪」



美樹は、背は低いけどめちゃくちゃ可愛い。

クラスで1番最初に喋った子。

気が合って、それからはずっと一緒にいる。




「楓、あんた1時間目ずっと寝てたでしょ?」
「うん、まぁ・・・・・2時間目はちゃんと起きてたよ?」
「起きてたよって・・・・だいたい寝ちゃダメだから。」



普段なら寝ることなんてまずないんだけど、今日はものすごく眠かった。

多分あの夢のせいだけど。


「おいしそー♪」



手作りのお弁当をうれしそうに食べ始める美樹。