いつもより15分くらい遅れてるから、走らないと間に合わないかも・・・・・
そんなことを考えてたら、いきなり祐樹からカバンを取られた。
「ちょ・・・・!なにすんの!!」
「いーから!後ろ乗れよ。遅刻すんぞ。」
トントンと後ろをたたく祐樹。
普段なら絶対拒否だけど・・・・
自分たちの周りに同じ高校の人が一人もいないのも確かで。
・・・・・いーや。遅刻するよりましか。
ひらりと自転車の後ろに乗る。
「いくぞー!!!!」
「きゃっ・・・・・!」
ものすごいスピードで自転車が走りだした。
運悪く下り坂で、さらにスピードが上がる。
「ちょ、祐樹!!スピードだしすぎ・・・・!」
「涼しくていいだろーが!」
寒いんですけど!!!
京都に住んでいるから、5月でもまだ少し肌寒い。
そんな中、平気で自転車をぶっ飛ばす祐樹は、頭のねじが2,3本いや、10本くらい抜けてると思う。
「さ、さむいって!!」
「遅刻よりましだっ!」
わーわー言い合いながらも、すぐに学校に着いた。
ダッシュで教室に滑り込んだ一瞬後に、先生が入ってきた。
ぎりっぎりセーフ!
祐樹を見ると、にやっとVサインを出しながら席についてた。
笑ってVサインを返して、席に着く。
あー、疲れた。
1時間目が始まると同時に先生の喋る声を子守歌に、あたしは机に突っ伏した。
そんなことを考えてたら、いきなり祐樹からカバンを取られた。
「ちょ・・・・!なにすんの!!」
「いーから!後ろ乗れよ。遅刻すんぞ。」
トントンと後ろをたたく祐樹。
普段なら絶対拒否だけど・・・・
自分たちの周りに同じ高校の人が一人もいないのも確かで。
・・・・・いーや。遅刻するよりましか。
ひらりと自転車の後ろに乗る。
「いくぞー!!!!」
「きゃっ・・・・・!」
ものすごいスピードで自転車が走りだした。
運悪く下り坂で、さらにスピードが上がる。
「ちょ、祐樹!!スピードだしすぎ・・・・!」
「涼しくていいだろーが!」
寒いんですけど!!!
京都に住んでいるから、5月でもまだ少し肌寒い。
そんな中、平気で自転車をぶっ飛ばす祐樹は、頭のねじが2,3本いや、10本くらい抜けてると思う。
「さ、さむいって!!」
「遅刻よりましだっ!」
わーわー言い合いながらも、すぐに学校に着いた。
ダッシュで教室に滑り込んだ一瞬後に、先生が入ってきた。
ぎりっぎりセーフ!
祐樹を見ると、にやっとVサインを出しながら席についてた。
笑ってVサインを返して、席に着く。
あー、疲れた。
1時間目が始まると同時に先生の喋る声を子守歌に、あたしは机に突っ伏した。