「あぁ~寝ちゃた」
「あ!ヤバい紗耶香にメールしないと」
――――――――――――
紗耶香
件名 おはよう( ̄∀ ̄)
本文 ごめん(>_<)
帰ったら泣き疲れて寝ちゃた(;_;)
話し聞いてくれるかな?
―――――――――――――
送って数分後携帯がなった。
♪♪♪♪♪♪♪
開いてみるともちろん紗耶香からだった。
――――――――――――
紗耶香
件名 Reおはよう( ̄∀ ̄)
本文 大丈夫?
もちろん良いよ!
――――――――――――
(やっぱり紗耶香は優しいなぁと思いながらメールを打った)
――――――――――――
件名 Re2おはよう( ̄∀ ̄)
本文 私、無崎くんのこと諦めたほうが良いかもp(´⌒`q)
まだ好きだけど…昨日「もう話しかけんな」って言われた。
「なんで?」って聞いたら「嫌い」って言われた。
―――――――――――――
送信し終わったらポタポタと涙が制服のスカートに零れ落ちた。
「ゎたしもヒクばかだよヒク酷いこと言われてもヒクまだ好きなんて」
それからしばらくしても紗耶香からメールは、こなかった。
私がもし逆の立場でもすぐには送れないと思う。
紗耶香の気持ちはわかる。
下手な慰めは相手を傷つける。
でも励ますにもなんて言って良いわからない。
何か送らなきゃいけないとわかってはいるだけど、どっちを送って良いか迷う。
だから紗耶香からのメールはしばらくこないと思ってパタッと携帯を閉じた。