そういえば肝心なこと来てなかった。

「ねぇ紗耶香たちって皆、知り合いなの?」

「うん!あれ桃に言ってなかったけ?ウチと徳義は中学三年生までずっと同クラで悠くんとは中学二年のときにクラスが一緒になって友達なんだ」


「そうだったんだ」

「てゆーか腐れ縁かな」

「腐れ縁は酷いぜ紗耶香」

「まぁ、そうゆうこと」

「あれ紗耶香も新しい恋愛するじゃあなかったけ?」


「桃、実は桃に元気になってほしくて無理に誘ったのごめんね」


やっぱり紗耶香は優しい。

私のことを気づかってくれたんだ。

「紗耶香謝らなくて良いよ。むしろ私のほうこそ心配かけてごめんね。ありがとう」

「ううん、桃が元気になってくれて良かった」


「じゃあ悠と桃ちゃん仮カレカノ記念日に乾杯」


「徳義、仮カレカノ記念日って…」

「ありがとう星くん」

「いや、俺、悠に彼女できて嬉しいよ」

『じゃあ乾杯』

その日は皆でジュースを飲んでお互いの学校のことを話して終わった。