『僕と付き合って下さい!!!』 あたしは恋というものがよく分からない。 「御免なさい」 だから、顔を真っ赤にしてあたしに精一杯自分の想い告げる彼の行動も 『そっか……』 と言って悲しそうなでもどこか清々しい表情をした彼の気持ちもあたしには分からない。 去っていく男子生徒の後ろ姿を見てあたしも自分の教室へと向かった。