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まるで、


のっけから私の居場所はないみたいだった。


学校って、それぞれ本当に違っていて、牛乳パックの切り方、休み時間の過ごし方、学童、給食配膳の仕方、なにより校舎内部。


学校の中は、クラスメイトではなく、先生が案内してくれた。


クラスメイトはやっぱりどこか
私を詮索しているようで


前に住んでいたところなど、少し質問される程度で、
みんなすぐに自分の持ち場=グループに戻っていく。


そう、もうグループ化は目に見えていた。

誰とでも仲良くできる年齢ではなくなっていた。


何より、縄張り意識が強く、

よそ者にはとことん冷たい人もいた。