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誰も慰めてくれる人はいなかった。


「手紙かくよ」なんて嘘つかれないくらいまだマシな気はしたけど、やっぱり寂しかった。


しばらく机につっぷしたまま、


顔をあげられなかった。



涙も乾き、少しずつ落ち着き、



下校になった。


いつも通り祐子ちゃんと帰る。



祐子ちゃんとこうして歩くのも、あと少しだけなんだ



とか考えていると、また涙が溢れて来る。



私「転校、やっぱ寂しいな。みんなと離れ離れになっちゃうし。」


ヘラヘラと笑いながら祐子ちゃんに話す。



そして、最後に一発。

私は祐子ちゃんに





とどめの一撃をくらったのだ。