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自分でも傷つきやすいなぁとは反省していたため、
デブって言われたくなかったら、お菓子控えるとか、努力をした。


中でも、勉強はよくやった。


祐子ちゃんもなかなかできる子で、賞状とかもらったりしてたけど、


テストでも成績表でも、勉強だけは祐子ちゃんの先を常にいくことで
唯一の満足感を得ていた。


かといって祐子ちゃんを嫌いだったわけでもなく、


やっぱり親友になりたかった。
一生モノの友達。
幼馴染みに憧れが生まれていた。


そしてなんだかんだ、祐子ちゃんの毒舌にも少しずつ耐性ができてきた、そんな


小学校4年冬。








また、アレがやってきた。