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いや、


正確には、


私が親友だと勘違いしていた。



ある日、学校の階段を二人で降りながら、

その日遊ぶ約束をしていた。


その頃、学校にも大分慣れ、楽しくなってきたころで、


ついつい浮かれていた。


私はこんなことを口走ってしまったのだ。


私「私たちって大親友だよね!」

祐子ちゃんは考えるそぶりも見せず、

祐子「別にそうでもなくない?」

と言い、どんどん階段を降りて行った。



どんどん彼女の背中が遠くなっていった。