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結局返事はしないまま、ペンと消しゴムは持って帰るのは恥ずかしくて、
全部祐子ちゃんにあげてしまった。


そして、この祐子ちゃん。

前述通り、家がお隣り同士、
ご近所さん。


毎日一緒に帰って、遊んで、
祐子ちゃんが一輪車乗っているのに憧れて、
一輪車乗りはじめたり。

紙芝居つくって小さい子供に見せてあげたり。

山にできてる桑の実がおいしいことを教えてくれたり。

バトミントン教えてくれたり。


祐子ちゃんに教わったことはたくさんあった。


祐子ちゃんのこと大好きだったし、親友だった。