「優里〜。宿題見して」


「えー、また?・・・しょうがないなー」


「サンキュー」





私は織原優里。


高校2年生。



コイツは、私の友達の

岡本陸。




まぁ、友達以上恋人未満っていう感じ。


「なぁ、優里。今日のお弁当の中身なに?」


「んーと、唐揚げと卵焼きと・・・」


「くれー!!」


「嫌だ」



陸はお弁当とかパンとかを持ってきていない。



わたしのお弁当をいつも取ってくる。



「いつも私のお弁当を・・・たまには何か持ってきたら?」


「俺、貧乏なんだよ」



金持ちのくせに・・・



「じゃあ、空腹で過ごしてな」


「優里ー、そんなこというなって」