お姉ちゃんは女子校で僕は普通の公立の高校。

お姉ちゃんいわく、

「シャレで受けた女子校が受かっちゃって♪」

だそうで。

お母さんも、

「お母さん、あの女子校に娘を行かせるのが夢だったの」

だなんて言うし。

お姉ちゃん、あんなに乱暴なのに頭だけは良いんだから…。

そう言う訳で僕はお姉ちゃんとは違う高校に通う事になった。

雪火君は初めて高校で出来た僕の最初の友達。

クラスは違うけど一緒にいる時は僕を守ってくれる。

強くて格好よくて優しい、僕の自慢の友達なんだ!

でも2人がいなかったら僕はこうしてイジメの対象になる。

昔からそうだった。

幼稚園、小学校、中学校、今までずっとイジメられてた。

でもその度にお姉ちゃんが助けてくれた。

今まではお姉ちゃんがいたから学校にだって行けてたのに…。

もぉ無理だよ…。